岐阜提灯
GIFU LANTERN
家族を想う。先祖を想う。人を想う。
岐阜提灯は大切な人への想いのともし火。
盆提灯は、故人の精霊が迷わずに帰ってくるための目印として使われています。
特に、初盆は、生前にお世話になった方への感謝の気持ちを込めて贈られます。
初盆は、多くの人の温かい心で供養・お迎えしてあげたい。
そんな思いを込めて作られています。
職人たちの確かな技
岐阜提灯は、今も昔と変わらない技法を使い、数多くの工程を経て作られています。
熟練した職人たちの数々の手仕事。
技と思いをつなぎ、ようやく一張りの岐阜提灯が生まれます。
職人たちの確かな技といくつもの工程を丁寧に、心を込めて仕上げていくことで、
岐阜提灯には心安らぐ優雅なぬくもりが宿っています。
摺込みの技
和紙に摺込師が伊勢型紙で彩色を摺り込みます。
張りの技
竹ひごを巻いた型に、重ね目が多くならないよう張りつけていきます。
絵付けの技
張師が無地で張り上げた火袋に、絵師が直接描いていきます。
伝統的工芸品
岐阜提灯は、美濃地方の豊富な竹と薄く質の高い美濃和紙を主原料に秋草や風景画を描いた繊細優美な火袋が特徴で、
江戸時代より伝統的に受け継がれた高度な技法により、
完成度の高さと美しさを併せ持った提灯として全国に名を馳せています。
伝統的な原材料や技法を用いているなどの厳しい審査に合格した岐阜提灯は、
平成7年に通商産業大臣(現経済産業大臣)より伝統的工芸品として指定されました。
伝匠美
岐阜提灯伝統工芸士が作り上げる岐阜提灯「伝匠美シリーズ」
球体に緻密な絵を描く絵付けや、一色、一色、丁寧に色を重ねる摺込など、
熟練した伝統工芸士の伝統技法を堪能できる逸品です。
繊細かつ華やかな絵柄
あかりや次七の岐阜提灯は、張り上げた火袋に絵師が直接描く手描絵と、
あらかじめ摺込師によって彩色された絵紙を張り上げた摺込絵があります。
活き活きとした力強い美を表現された手描絵に対し、摺込絵は繊細で優しい美が表現されています。
暮らしに調和する提灯を。
日本の住宅は、和室に替わって洋室での生活が多くなってきました。ライフスタイルは変化し続けています。
岐阜提灯においても、岐阜提灯の伝統的な大内行灯を重んじながら、現代行灯やプチ・ミニ行灯などの時代に寄り添う灯りが生まれています。
伝統的な大内行灯
リビングと調和のとれる創作・現代行灯
上置き仏壇に合うプチ・ミニ行灯