経済産業大臣指定伝統的工芸品
TRADITIONAL CRAFTS
伝統マークR3-152
岐阜提灯は、平成7年に通商産業大臣(現経済産業大臣)より伝統的工芸品に指定されました。
伝統的工芸品とは国が特に指定した工芸品のことで、その指定には、
製造工程の主要部分が手工業的であること、伝統的な原材料、技法を用いて製造される工芸品であることなど、
さまざまな要件を満たしていることが必要となり、厳しい審査を経て経済産業大臣によって指定されます。
また、「経済産業大臣指定伝統的工芸品」と表示することができる岐阜提灯は、その指定要件をすべて満たし、
産地組合等が実施する検査に合格することが必要となります。
検査に合格した岐阜提灯には、その識別として伝統マークを使った伝統証紙が貼られています。
伝統的工芸品の木地には主に桧や朴が使用され、輪島塗、会津塗、春慶塗など各産地の漆塗りで仕上げています。
また火袋の装飾は、伝統工芸士資格を持つ職人による摺込、絵付によって絵柄が施されています。
火袋は0.7mmほどの極細の竹ひごを幾度も繋いで使用し、典具帖と呼ばれる極めて薄い手漉きの美濃和紙または正絹で張られています。
岐阜提灯伝統工芸士
MASTER OF TRADITIONAL CRAFTS
伝産法の規定にもとづき、伝統的工芸品産業振興協会が伝統的工芸品の製造に従事する技術者を対象に伝統工芸士認定試験を実践し、
その試験の合格者を伝統工芸士として認定しています。
岐阜提灯には木地部門、地紙部門、火袋部門の3つの部門があり、各専門部門の熟練した職人が伝統工芸士に認定されています。
火袋部門
張師
繊細な匠の技で
火袋を張り上げます
(火袋部門)張
伝統工芸士/松本秀代
(火袋部門)張
伝統工芸士/中山逸子
火袋部門
絵師
無地で張り上げた火袋に直接描いていきます
(火袋部門)絵付
伝統工芸士/加藤淳一
(火袋部門)絵付
伝統工芸士/加藤春香
(火袋部門)絵付
伝統工芸士/猪原崇光
地紙部門
摺込師
いくつもの工程の重ね優美な絵柄を摺込んでいきます
(地紙部門)摺込
伝統工芸士/古川能利子
(地紙部門)摺込
伝統工芸士/稲見繁武