日本画家15名が挑む「提灯」への可能性。
今回5年ぶりとなる展示会を下記の通り開催いたします。
今展示会では、新しい岐阜提灯の可能性を求めて現代日本画家15名による作品を展示いたします。
古来より日本画は、人々の生活と共にありました。提灯、扇子など暮らしの道具に絵を施すことは然り、襖絵、屏風といった家の一部や、掛け軸のような純粋なアートの形ですら、「床の間」という絵を飾る為の場がどこの家に設えてありました。絵という芸術を、暮らしの中に自然と取り込み愛でる、実に心豊かな生活様式が日本には存在しています。
しかしながら昨今のライフスタイルにおいて、その場所を見つけることは困難になりつつあります。芸術を生活に取り入れる美しき文化は、このまま時代の流れの中に消えてゆくのでしょうか。
現在ではお盆提灯として馴染みの深い岐阜提灯は江戸時代より、絵を描くことによって日用品から工芸品に昇華し歩んできた歴史があり、明治時代には海外の展示会に出品され世界的に注目を浴びました。
「提灯は、現代に残された暮らしと絵をつなぐワンピースである。」
そんな気づきから思いを起こし今回、気鋭の日本画家15名に絵付けを施していただいた提灯を制作し展示いたします。
さらに、「イサム・ノグチとAKARIの世界」展も同時開催いたします。
岐阜市笹土居町にあるAKARI倉庫を5年ぶりに一般開放をいたします。
尚、展示会期間中は張り職人によるAKARI制作実演も行います。
是非この機会にご来場お待ちしております。
期 間 2024年12月13日(金) ~ 12月17日(火)
期間中無休
AM10:00 ~ PM4:00
場 所 オゼキAKARI倉庫特設会場 岐阜市笹土居町30番地
入場料 無料
展示会内容
1階:「岐阜提灯と15人の日本画家」の展示会場
2階:光の彫刻「AKARI」の世界 (2階・3階 約150点展示)
3階:熟練の張り職人によるAKARI製作実演 (AM10:00~12:00、PM1:00~4:00)
(但し、実演は日曜日 休み)
写真、資料パネルによる「AKARI」誕生の紹介
※写真撮影はご遠慮ください